2023年6月1日、EXOのチェン、ベッキョン、シウミンの3人、チェンベクシがSMエンターテインメントに対し、既存の専属契約を解約することを通知しました。
EXOはベッキョンの兵役が終わったタイミングでカムバするとも言われており、それを待ち望んでいたファンには寝耳に水のニュースでした。
同じ事務所の先輩である東方神起も、EXOと同じような内容で事務所と揉めて事務所残留組と退所組に分裂してしまいました。
その前例があるだけに、ファンはチェンベクシがSMとの契約を解約したことで今後どうなってしまうのか、東方神起の二の舞になるのではないかと不安の声が相次いでいます。
しかし、個人的にはあくまでチェンベクシはEXOとしての活動をやめたいのではなく労働環境改善のための訴えのように感じましたので、SMエンターテインメントとの交渉がうまくいけばまだSMと契約しEXOとして活動するのではないかと考えています。
※6月19日に追記しました※
Contents
6月1日、EXOのメンバーチェン、ベッキョン、シウミンの3名が所属事務所であるSMエンターテインメントに対し専属契約を解約する旨を通知しました。
「専属契約の解約を通知」ってどういうこと?って思った人が多いと思いますが、イメージとしては会社に退職代行を使って退職する旨を伝えたというイメージです。
チェンベクシの3人はやめるからね!!
と、代理人(弁護士)であるイ・ジェハクさんがSMに伝えたということです。
そんなんで辞めたことになるの?という疑問を持つと思う人もいると思いますが、正直これは契約内容にもよるので一概に辞めれるとは言えません。
しかし、2020年に韓国で行われた裁判で
所属事務所が精算資料を提供する義務を果たさないなら、芸能人は所属事務所との契約を解約することができる!
という判決が出ています。
この後詳しく解説しますが、今回チェンベクシがSMエンターテインメントに対して要求しているのはまさに “精算資料”であり、この裁判の状況と酷似しているのです。
そのため、今回のチェンベクシの解約通知は裁判沙汰になったとしても受理される可能性が非常に高く、実質SMを辞めたも同然ということです。
チェンベクシが解約通知をした理由はいったい何だったのでしょうか?
結論からお伝えすると、契約開始から12年(メンバーによっては13年)の間、請求したにもかかわらず”一度も精算資料や精算根拠を提示してもらえていない“ということです。
精算資料や精算根拠は、簡単にいうと給与明細やなぜその給料なのか、どういう内訳になっているのかが書かれている資料のことです。
普通の会社であればありえない事態ですよね。
代理人であるイ・ジェハク弁護士は3月21日から解約通知をして6月1日までの間で7回も内容証明を送り資料の提示を求めてきたと主張しています。
にもかかわらず、SMエンターテインメントは提示しなかったことで解約通知に至ったのです。
この “7回請求したにもかかわらず提示しなかった”ことが、先ほどお伝えした解約の正当性を立証するということになります。
しかしこれに対してSMエンターテインメントは
当社所属のアーティストに近づいて、虚偽の情報・誤った法的評価を伝え、当社との専属契約を無視して自分たちと契約を締結してもいいというような、非常識な提案をする外部組織の存在を確認した。
当社とアーティスト、アーティストとアーティスト間の対立を助長し、既存のグループを崩壊させようとする意図が隠されている。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2218837&categoryCode=ET
とコメントしました。
精算資料や精算根拠がどうなっているのかについては全く触れず、グループを崩壊させる意図を持った人物の助言でこうなってしまったと言わんばかりの内容でした。
このコメントを見る限り、チェンベクシの交渉は難航しそうですね‥。
さて、チェンベクシの解約通知の理由や状況がわかったところで、気になるのはEXOが今度どうなってしまうのか?ですよね。
同じ事務所の先輩である東方神起も事務所と揉めた結果、事務所残留組と脱退組に分裂してしまったという苦い前例があります。
そのためEXOのファンはEXOも同じようになってしまうのではないか?と心配しているのです。
正直、今のところ明確なことは言えませんが全てはチェンベクシとSMの交渉次第になります。
チェンベクシは今回の解約通知を公表するタイミングでファンにメッセージを送っています。
今回のことでファンの皆さんに大きく心配をおかけして申し訳ありません。
SMとの立場の違いによりやむを得ず法的対応を推進する状況ですが、ファンが多くの心配をしないように賢い方案を見つけて紛争をうまく解決するよう最善を尽くします。
今まで申し上げられなかった不当さに対して初めて小さな声を出そうとする私たちは、実は今この瞬間が非常に恐ろしく怖いです。
私たちが差し上げる御言葉と、私たちの大変な勇気に是非関心をお寄せいただくことを願っております。
もう一度私たちを長く応援してくれたファンに心から感謝します。
https://n.news.naver.com/entertain/article/117/0003735186
このファンへのメッセージを見る限り、チェンベクシはEXOを辞めたい、SMを辞めたいから解約通知を出したわけではなく、あくまで交渉をしたいから法的措置を取るに至ったという意図を感じます。
そのため、チェンベクシの3人はEXOとして再び活動したいと思っているのではないでしょうか?
それが実現するかどうかはSMとの交渉次第になるのでしょうが、正直SMが出したコメントを見る限り交渉は難航しそうですね。
そもそも問題がなければすぐに精算資料や精算根拠を提示できるはずですから、個人的にはSMからすれば提示できない理由があるのではないかと考えています。
だとすれば精算資料や精算根拠を出さないためにSMも尽力するでしょうし、難しい交渉になりそうです。
6月5日、SMエンターテインメントがベクヒョン、チェン、シウミンに対しEXOの精算資料のコピーを提供することを発表しました。
これまで精算資料を提供してこなかった理由については、各アーティストの具体的な活動内訳や精算の比率や契約金などさまざまな機密情報が含まれており、ライバル会社などへの流出を防ぐために提供していなかったと説明。
しかし、今回の事態を受けEXOの他メンバーにも状況を説明し同意を得た上で、チェンベクシの3人に提供することを決定しました。
今後のEXOの活動について、SMエンターテインメントは
ファンの方々が期待しているEXOの活動に支障がないよう最善を尽くす。
と話しており、チェンベクシの3人が改めてSMエンターテインメントと契約し、EXOとして活動できる可能性は高そうです。
6月19日、チェンベクシの3人がSMエンターテインメントと和解し、改めて所属契約を結ぶことを発表しました。
SMエンターテインメントとチェンベクシの3人は共同声明を発表しました。
最近、弊社と弊社所属アーティスト3人が、異なる意見により公開的に問題提起を続ける状況がありました。
これと関連し、弊社とアーティスト3人は、EXOを応援してくださる多くの方々にご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。
その後、弊社とアーティスト3人は、虚心坦懐にすべての問題を率直に話し合う時間を十分に持ちました。
これを通じて、これまでの誤解によって発生した異見を解消し、お互いに円満な合意に達することができたことをお知らせできることを嬉しく思い、次のように整理されたことをお伝えいたします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9a4523ddef9e65b76196e1da3a7b86ad366ac53
整理された内容というのは、チェンベクシの3人が改めてSMエンターテインメントと契約を結び、EXOの活動を継続するというものでした。
ファンからすれば東方神起の前例もあったことから不安な日々だったでしょうが、これで安心してまたEXOを応援できますね!
EXOは7月10日にカムバ予定ですから、楽しみに待ちましょう!
今回は、EXOのチェンベクシの3人の解約通知についての解説やEXOの今後がどうなるのかについてまとめました。
SMエンターテインメントが資料提供をすることを発表したことで安心したファンも多いのではないでしょうか?
まだ確定ではないですが、チェンベクシの3人も活動を続けたいというメッセージを発信していましたし、円満に解決しそうで少し安心しました。
また新情報が入り次第追記していきます!