鬼滅の刃に続き、社会的作品になりつつある『推しの子』。
2023年4月12日〜アニメが放送され、その主題歌であるYOASOBIの『アイドル』が話題になったことは記憶に新しいのではないでしょうか？
そんなアニメ『推しの子』ですが、5月17日に放送された第6話『エゴサーチ』が炎上しているのをご存知ですか？
実は2020年に放送された『テラスハウス2019-2020』の炎上と、『推しの子』第6話の「エゴサーチ」の内容が酷似していると言われているのです。
SNS上では、『推しの子』が先か？『テラスハウス2019-2020』の炎上が先か？
そもそもオマージュなのか？という論争が行われていますが、結論から言うと『推しの子』が先でした。
とは言え、内容が酷似していることは否定できず今後放送中止の可能性も出てきているのをご存知ですか？
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Contents
炎上したのは、アニメ『推しの子』の第6話。
恋愛リアリティーショーでのエゴサーチや誹謗中傷を題材にした話です。
以下、簡単に第6話のあらすじをご紹介します。
恋愛リアリティーショーに出演する黒川あかね。
収録を繰り返す中で、自分の振る舞いや立ち位置に悩んでいた。
そんな中、自身のマネージャーが事務所の社長に
「黒川あかねが番組内でまったく爪痕を残せていない！！どういうことだ！！」
と怒鳴られているところを目撃。
自分のせいで怒られてしまったマネージャーに対し責任を感じて、番組スタッフに目立つ方法を相談した。
すると
「番組をかき乱す存在になろう」
「悪女っぽい動きをしよう」
というアドバイスをもらった。
そこで、番組内で一番注目度が高かったモデルの鷲見ゆきと同じ男性を狙うという動きをした。
その中で、黒川あかねが鷲見ゆきの手を払ったときにネイルパーツが顔にあたり、鷲見ゆきの頬に傷がついたことで炎上してしまう。
放送後、SNSでは黒川あかねに対する誹謗中傷が溢れ、黒川あかねは自殺未遂をしてしまう。
この第6話が、2020年に放送されていた『テラスハウス2019-2020』に出演していた木村花さんの炎上をオマージュしたものではないか？と、木村花さんの母、響子さんが訴えたのです。
木村花さんが炎上したのは、コスチューム事件と言われるもの。
木村花さんが自身の10万円するプロレスの衣装を洗濯機に入れたまま出掛けてしまう。
同居人の小林快がそれに気が付かず洗濯を回してしまい、プロレスの衣装が縮んでしまい使えなくなってしまった。
そもそも、共同生活をしているにもかかわらず強力的じゃない小林快さんに女性陣は不満が募っていた。
そして京都旅行での自己中心的であったことから木村花さんは小林快さんに怒り、何も喋らない小林快さんに呆れた木村花さんはその場をさろうとする。
立ち去る前に小林快さんの帽子を「ふざけた帽子かぶってんじゃねえよ」とキャップを放り投げたことや、主張が一方的すぎるなどの理由で炎上しました。
しかし、この炎上は制作陣からプロレスラーという職業柄怒る役を担って欲しいと暗に指示されたから起こってしまったことだと言われています。
また、スタジオMCを務めていた山里亮太さんの煽りも相まって炎上が加速してしまいました。
- 恋愛リアリティーショーであること
- 制作陣のアドバイスが原因で炎上したこと
この2点が、『推しの子』の第6話と『テラスハウス2019-2020』の炎上が一致しているのです。
木村花さんの母、響子さんはTwitterで以下コメントを発表。
status/1659955471305031680?s=20
実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな
まして、命日が近いこのタイミングでのアニメ配信？
売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち
心から軽蔑します
花のファンの方には絶対にみないでほしい
https://twitter.com/kimurarock/status/1659955471305031680?s=20
木村花さんの命日は5月23日。
アニメが放送されたのは5月17日。
わずか１週間前の放送なのです。
また、木村響子さんがアニメ『推しの子』での誹謗中傷の言葉が木村花さんに向けられた言葉と同じだった訴えたこともオマージュ疑惑を加速させました。
『テラスハウス2019-2020』のオマージュ疑惑があるアニメ『推しの子』ですが、どちらが先なのか時系列で整理してみました。
木村花さんが『テラスハウス2019-2020』に出演し始めたのは2019年9月のこと。
そして炎上したのは2020年5月。
対して漫画『推しの子』が連載スタートしたのは2020年4月。
そして2020年1月の段階で作者の横槍メンゴさんはテラスハウスをリサーチのために見たとツイートしています。
また、『推しの子』に「恋愛リアリティーショー編」が導入されるのは初期プロットの段階で決まっていたそうです。
連載が2020年4月にスタートしていて、同年の１月にテラスハウスを見たと話していることから、この段階で導入を検討し参考に見ていたと考えるのが自然です。
そのため、時系列上で見れば『推しの子』が先でした。
アニメ『推しの子』では以下の言葉が浴びせられました。
以下をタップすると誹謗中傷の言葉が表示されます。
苦手な方は飛ばしてください。
・あなたは最後まで影が薄いままで何事もなく終わってくれればよかったのに、
なぜ最後に足を引っ張って終わるんですか。
自分勝手なヒステリーに周りを巻き込まないで欲しい。
本当に番組の迷惑。
・底辺アイドルのまま終わっておけばよかったのに。
手を上げちゃったらもう人生おわりですね(^^)
二度と人前に出てこないでください。
・終盤で巻き返そうっていう浅ましい必死さが見え透けて本当にキツイ。
こんな事起こす前にさっさとOUTで良かった。
なんで番組側はこんな女入れたんだ。
・あかねって誰？お前いたっけ？www って感じ
・この番組史上一番終わってる人間。
急に出てきて周りに迷惑かけてあの態度って性格終わってんな。
お前がいなきゃみんな幸せ。
・今ガチ見てて一番不快だった
さっさと辞めて
・最近今ガチつまんなくなってきたって思ってたけど、
考えたらお前がでしゃばり始めた時期からでした（笑）
早く消えればいいのにね！
・女ってお前みたいなやつばっかだよな
義務も果たさず権利ばっか主張して自分の思い通りにならなかったら金切声あげるやつ。
マジでキモい。
アイドルってこんなのばっかなんだろうな。
・何で息してるの？
・生きてて恥ずかしくないの？？？？
・お前が映ると今ガチ見る気失せるわキエロ
・あんたの顔見てるとツワリが悪化する。
・謝れば済むと思ってんの？
お前見つかったらぶん殴ってやる
でも謝るから許してね♡
・もう芸能界引退しかないだろ
・国から出ていけ。日本の恥
・お前が消えたらみんな喜ぶよ
・よくその顔でテレビ出れるよね
・ゆきちゃんが可哀想すぎる。
死んで謝罪しろ。
・消えろブス
続いて、『テラスハウス2019-2020』で木村花さんに浴びせられた誹謗中傷の言葉です。
以下をタップすると誹謗中傷の言葉が表示されます。
苦手な方は飛ばしてください。
・いつ死ぬの？
・死ねや、くそが
・きもい
・顔面偏差値低いし、性格悪いし、生きている価値あるのかね
・ねえねえ。いつ死ぬの？
・死ね
・消えろ
・地獄に堕ちろ
・テレビに出るな
・プロレスのスポンサーの会社に連絡するぞ
・こんな性格の悪い女、誰も好きになる訳ないからさっさと消えろ
・イカツイ笑 しね
・嫌なら大人しくしとけばよかったのに😅😅
・お前が早くいなくなればみんな幸せなのにな。
まじで早く消えてくれよ。
たしかに、こうして比較してみると類似している誹謗中傷の言葉がいくつか見られます。
自分に向けられた言葉でなくても見たら嫌な気分になりますし、まして自分の大切な言葉に向けられた言葉に類似していたら辛い気持ちを思い出してしまいますよね。
ただ、誹謗中傷は深く考えずその場の感情や勢いにまかせて投稿するものがほとんどのため、似たような言葉が並ぶことは否めません。
そのため、今回のアニメ『推しの子』で使用された言葉が似ているとはいえ、『テラスハウス2019-2020』のオマージュだと断定することは難しいのではないかと個人的には考えます。
さて、気になるのは結局『推しの子』は『テラスハウス2019-2020』で起こった木村花さんの事件をオマージュしているのか？ということですよね。
正直、オマージュしているのかどうかは作者や関係者にしかわからず、現段階では不明です。
『推しの子』の中の恋愛リアリティーショーは「今からガチ恋始めます」というタイトルで、高校生の恋愛模様を描くもの。
個人的にはAbemaで放送している恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました」の方がコンセプトや名前が似ている印象を受けました。
そのためテラスハウスをオマージュしたというよりは、様々な恋愛リアリティーショーをリサーチして参考にしたのではないでしょうか？
「今日、好きになりました」も度々炎上しており、恋愛リアリティーショーとして台本があるのではないか？という疑惑も浮上したことがあります。
『推しの子』での恋愛リアリティーショー炎上は、あくまで様々な恋愛リアリティーショーを地サーチした上で、現実に起こっている問題を提起している内容である可能性が高いと個人的には考えています。
とは言え、誹謗中傷を経験したことがある人やその関係者には辛い内容であることは事実ですから、何かできる形で配慮をしても良かったのではないかなと思います。
アニメの制作陣や作者からの正式コメントがないため、現状今後どうなるのかはわかりません。
しかし、アニメ『推しの子』が放送中止になる可能性は低いでしょう。
人気アニメとして現在も放送中の鬼滅の刃も、全シーズンの遊郭編の放送前には
子供が見るのに不適切な内容だ
と批判されていました。
ところが放送は開始し、無事に好評のうちに終了し新シーズンの放送も行われています。
このことからも、アニメ『推しの子』が放送中止になる可能性は低いと考えていいでしょう。
今回は、アニメ『推しの子』の炎上の理由やテラスハウスとの比較、そして今後の放送中止の可能性についてまとめました。
アニメ『推しの子』は人気作品で、さまざまな社会問題を提起する内容になっていますので、今後の展開も楽しみですね。
ただ、今後の放送で辛い気持ちをする人が出ないよう、できる限りの配慮をしてくれたらと思います。
【推しの子】実写化するならキャストは橋本環奈？予想19選を画像付きまとめ
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