6月5日、イブラヒモビッチ選手が引退することが本人の口から告げられました。
あまりに突然の引退発表に驚きの声が上がる一方で、41歳まで現役を続けたイブラヒモビッチ選手を賞賛する声と寂しがる声が上がっています。
イブラヒモビッチ選手は、これまで41歳という年齢からか何度か引退について取材で聞かれていました。
しかし全ての質問に対し引退を否定していました。
全ての質問に共通している信念が”やり切ったと思えるかどうか”でした。
つまり、今回引退を決断したイブラヒモビッチ選手は自身の中でやり切ったと思えたから引退を決意したということでしょう。
これだけ世界的に有名で活躍したサッカー選手ですから引退後の活動についても気になるところ。
引退セレモニーで名言はしませんでしたが、「サッカー界から離れることはない」という発言や、「ファンに別れを告げる時ではない」という発言から、引退後は監督か俳優になるのではないか?と予想されています。
Contents
2023年6月5日、イブラヒモビッチ選手が現役を引退することを発表しました。
イブラヒモビッチ選手の引退についてお伝えする前にまずは簡単にプロフィールをおさらいしましょう。
名前:ズラタン・イブラヒモビッチ
誕生日:1981年10月3日
年齢:41歳
所属:セリエA・ACミラン
代表:スウェーデン代表
主なチーム実績:セリエAで5回優勝/リーグ・アンを3回制覇/ラ・リーガ・ヨーロッパリーグ戴冠
主な個人実績:セリエAで2回得点王/リーグ・アンで3回得点王
ご紹介した通り、イブラヒモビッチ選手は実績が多いとても有力選手として世界に知られています。
これまでの全ての試合で決めたゴール数は493得点。
セリエAでは283試合に出場、156ゴールを達成し、外国人選手としての最多記録保持者です。
また2023年3月には、リーグ史上最年長ゴールを決めるなど、41歳という年齢からは考えられないほどの動きを見せ、まだ引退しないと考えられていました。
ところが、6月5日に引退を発表しました。
イブラヒモビッチ選手は、自身の引退について具体的な理由は明言しませんでした。
しかし、過去のインタビューを見返してみるとその引退理由が見えてきました。
イブラヒモビッチ選手の引退理由は”やり切ったと思えたから”ではないでしょうか?
イブラヒモビッチ選手は41歳という年齢から、引退について聞かれることばしばしばありました。
その度に引退を否定し、自身の引退のタイミングについて言及しています。
2022年3月、自身の引退について「後悔しない状態で引退したい」と話しています。
もっとプレーできたという後悔を残して引退したくはない。
いつか終わりが来ることは分かっている。
できるだけ長くプレーしたい。
2022年9月、「自分よりも強靭な選手が出たと思えるまで引退しない」と話しています。
自分より強靱な選手が出てきたらやめる。
だが、いまだに見たことない。
またリーグ史上最年長ゴールを決めた2023年3月には、「あと数年は続ける」と話しています。
俺は自分に大きな自信があるし、まだまだ違いを生み出すことができる。
もっと言うと、今のような状態なら次の年だけでなくあと数年は続けられるだろう。
2023年3月、リーグ史上最年長ゴールを決めた際には
1年2ヶ月ぶりに自分の思うようにサッカーができた。
調子が悪くてやりたいことができていなかった。
とも話していました。
このことから、2023年3月までの間で一度引退を悩んでいたものの調子を取り戻し現役継続を決断。
しかし、その後また不調になり自身の中でやり切った、これ以上はないと思えたことから引退を決意したのではないでしょうか?
個人的な予想なので本当のことは分かりませんが、いずれにしてもイブラヒモビッチ選手が後悔なく引退できていたらいいなと思います。
引退を発表したイブラヒモビッチ選手が何を語ったのか気になりませんか?
そんな方のために、イブラヒモビッチ選手が語った内容をご紹介します。
少し長いので、要約だけ知りたい方は次の画像のところまで飛ばしてください。
引退は内緒にしていた。
誰にも言わなかったんだ。
最後の試合にクラブに機会を与えてくれるように頼んだだけだ。
彼らは私の決断を知らなかった。
みんなありがとう。
俺はこの世界から解放される。
俺のキャリアは長かった。
こんなにも長く続けられて嬉しい。
俺の周りでサポートしてくれた全ての人間に感謝する。
今日はプロとして最後の日だ。
ミランと一緒にプレーしたチームメイトにも感謝する。
朝起きたら雨が降っていて「神も悲しんでいるんだ」と思ったね。
家族でさえ知らないのだからな。
みんなに同時に知って欲しかった。
感情が強すぎて今日は声も出ずゾンビのようだった。
3ヶ月前はパニックだったが、今はそれを受け入れている。
少し悲しくてもね。
サッカーは俺を一人前にし、多くの人と出会い、世界を旅させてくれた。
ミランでは1回目はは幸せを貰い、2回目は愛を受け取った。
初日にミランに到着した時にある約束をした。
このチームは第二の家族となった。
2人の息子からさらに25人の子どもが追加されたようなものだ。
俺には大きな責任があり、ピオーリもその役目を与えてくれた。
引退を選択したのはこの10日間だな。
残念ながら全てのサッカー選手の夢であるピッチで終わることは叶わなかった。
しかし今日見ている光景はプレーしていないにも関わらず、あまりにも素晴らしいことだった。
新しいズラタンの誕生は不可能だ。
俺のエゴではなく選手はみんな同じではないからな。
みんな各々キャリアを歩んでいるし比較するのはフェアではない。
俺も最初の頃はファン・バステンと比較されたけど、彼は彼、俺は俺だと思っていた。
この最後の冒険はいつもと感覚が違った。
チームを率いるパイロットのようだった。
ライオラにヨーロッパに戻るように説得されてここで引退する。
俺はサッカーへの情熱が強すぎる。
ミラネッロが恋しくなるな。
フットボール界で仕事をする?
今は自分のやってきたことで余韻を楽しみたい。
そらに感情が昂りすぎて正常な判断はできないだろうからな。
この夏にじっくり考えたいと思う。
フットボール界から去ることはないと思う。
ライオラが亡くなってからキャリアは同じではなくなった。
俺は一人で自分のことを相談できる人物がいなくなってしまった。
もし彼が生きていたならコミッションを望んで俺は続けさせられただろうな(笑)
引退する決断は自分で下す必要がある。
俺はその時が来たのだと現実を受け入れた。
オファーもあったけど乗り気にならなかったので断ったよ。
自分のキャリアには多くの思い出があり全て整理しなければならない。
今は、サッカーがないところで何をしたらいいか考えないとだな。
最後になりましたが、ファンの皆様に心から感謝を伝えたい。
あなたたちは両手を広げて私を歓迎してくれた。
私は生涯ミラニスタであり続けるだろう。
フットボールに別れを告げる時が来たけど、あなたたちには別れを告げる時ではない。
難しすぎるし、感情が溢れすぎている。
また会いましょう。
フォルツァ・ミラン、そしてさようなら。
まとめると
- 引退は家族・クラブにすら内緒にしていた
- この10日間で引退を決意した
- 今後についてはこの夏少しサッカーから離れて考える
- サッカーに対する情熱はあるからサッカー界から離れることはないだろう
- ファンに対してはまだ別れを言わない。
というものでした。
イブラヒモビッチ選手は引退後どのような活動をするのでしょうか?
現在、イブラヒモビッチ選手の引退後については監督説と俳優説の2説が浮上しています。
個人的には監督になりサッカー界と今後も密に関わっていく可能性が高いのではないかと考えています。
引退後は監督になる説
イブラヒモビッチ選手は、引退後監督になるのではないか?と言われています。
その理由は引退時に
サッカー界から離れることはない
と話したからです。
サッカー界から離れないとなれば、監督になるのではないか?と予想されますし、実際に監督になることを待ち望んでいる声も上がっています。
引退後は俳優になる説
イブラヒモビッチ選手は、引退後俳優になるのではないか?と言われています。
というのも、イブラヒモビッチ選手は2023年2月1日にフランスで公開された映画『Asterix & Obelix: The Middle Kingdom』に出演しています。
まだファンに別れを告げる時ではない
という発言から、イブラヒモビッチ選手は引退後も表に立つ活動をすると考えられるため、俳優説が浮上しました。
今回は6月5日に現役引退を発表したイブラヒモビッチ選手の引退理由や今後についてまとめました。
いかがでしたか?
41歳という年齢からは信じられないパフォーマンスを発揮し、世界中のファンを沸かせてくれたイブラヒモビッチ選手。
現役引退後も新しい道で最高のエゴイストとして活動し続けてくれるのが楽しみですね!
新情報が入り次第追記します!